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工学部
〒376-8515 桐生市天神町一丁目5-1
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自分の発想で何でもやってみる、
そして、失敗を恐れるな。
そこから「研究」の面白さが見えてくる!
群馬大学 工学部 応用化学・生物化学科 板橋 英之教授
板橋英之教授が指導する『分子設計化学講座 第三研究室』に所属すると、まず最初に全員が渡良瀬川の水質調査を行います。渡良瀬川は日光市足尾町に源を発し、桐生市、足利市など群馬・栃木の県境を流れる北関東有数の一級河川で、茨城県古河市付近で利根川と合流します。現在はその清流に多くの魚類・鳥類・昆虫が生息し、市民の憩いの場になっていますが、明治時代には日本最初の公害とされる ”足尾鉱毒事件” が起こった川でもあります。足尾鉱毒事件では、足尾銅山から流出した銅の毒性の影響で渡良瀬川の魚類は死滅し、河川の水を農業用水として利用していた水田は荒地と化してしまいました。桐生市にある群馬大学工学部は、その立地から渡良瀬川についての研究に深く関わってきました。中でも板橋教授は『環境中(水・土壌)の重金属元素(銅・カドミウム・鉛など)の除去法の開発』を中心に研究を続けています。「重金属元素で環境が汚染されると、有機物のように自然分解されることがないので、その除去には莫大な費用と時間が必要となります。」と板橋教授。そこで『分子設計化学講座 第三研究室』では ”木の廃材を用いた重金属吸着フィルター” や ”桜などの葉から溶出した成分を利用した吸着材” といった、身の回りにある物質を利用した簡単・迅速でしかも安価な除去法の開発に取り組んでいます。この研究・開発を支えているのは学部・大学院あわせて23名の学生たち。板橋教授の指導のもと、サンプルの収集、データの分析、実用化に向けての実験を繰り返しています。「大学の研究活動で大事なのは、自分の発想で何でもやってみることです。仮に失敗しても、何故失敗だったのかを考えることで自分の財産として蓄積され、次には同じ誤りを繰り返さなくなります。」と語る板橋教授。板橋教授は学生の研究を ”積分値” で評価するそうです。「成功はプラス、失敗はマイナスの座標軸に面積として表現できます。失敗であっても面積があることが大事なのです。何もやらない人、言われたことしかやらない人は単なる点や直線であって、面積がありません。」
失敗は成功に向けてのエネルギーとなり、ひとつの成功は次の新たなステップへの出発点となる・・・・・高校までの勉強はさまざまな基礎知識の吸収の時期であり、大学での研究活動はそうした知識を応用し爆発させる場だと板橋教授は言います。「だからこそ、やる気があれば大学での研究は限りなく面白い。高校生の皆さん、ぜひこの面白さに浸って欲しいですね。」
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